いつでも幸せに生きることができる。〜中村天風「人生は心1つの置きどころ」〜
以前読んだ「トランプ現象とアメリカ保守思想」の本の中にこうありました。
アメリカのエリートの間には、差別的発言に対する自己規制がある。
特に政治家は「ポリティカル・コレクトネス(政治的に正しい発言)」を重視し、タブーに触れる言葉は口にしない。
トランプはこうしたルールを無視し、過激な発言をすることで、今の政治に不満を抱く人々の支持を集めた
と記されています。
世界的に見ても、右派のリーダーが台頭してきており、トランプと同じく(彼等なりに思想・正義はあるのでしょうが)自分有利の考え方を最優先していることで、争いの種が絶えません。
「自分さえ良ければ」「あれもほしい、これもほしい」と膨れあがる欲望を満たそうとしている限り幸福感は得られない。
己の利益優先でなく、他人に喜んでもらうことに喜びを感じることで心豊かになるのではないか。
仏の教えに「足るを知る」ということがあるように、今あることに感謝し、何事にも誠実に努力を重ねていく、人として成長していく、日々の小さな何気ない事が有難く思える。
そのような生き方の中でこそ、幸せを感じられるのではないか。
中村天風の「人生は心1つの置きどころ」という言葉があります。
考え方、思い方が人生の一切を良くも悪くもする。という意味でしょう。
私は20才代に食べる為、様々な仕事を体験しました。その中で数多くの失敗を重ねて来ました。失敗自慢なら滅多に負けません(笑)
ただし今まで、その「失敗のせいで」といった考え方はありません。全てが、その「失敗のおかげで」今の自分があると考えます。これも「心一つの置きどころ」かなと思っております。
「後悔」というマイナスの心でなく「経験」というプラスの「財産」と考えております。過去に失敗があったおかげで日常の当たり前の生活が「有難く幸せ」と心より思います。
話せる相手がいること、三食たべられること、小さなことでも目標をもって生活出来ること。
「小さな幸せ」を探したらキリがない程あります。こう思えるといつでも幸せです。
株式会社東海美商 代表取締役 美島 二三生
「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」に学ぶ情報に振り回されない生き方とは?
北朝鮮のミサイル発射問題などの地政学的リスクに加え、自動車産業における電動化・自動運転化の進展など、大きな変革の時を迎えており、
こうした変化・進化のスピードが激しい時代にあって、私たちは「情報」という洪水の中で暮らしています。
しかし実際は、9割以上の不必要な情報に振り回され、真理を見失っているように思えてなりません。
ビジネスに於いても長期的な思考よりも今を勝ち抜かなければと、あふれる情報と戦い疲弊してしまう。
実際これが原因で、大人になると単純な事には価値がなく様々な情報や知識を深め、難しい事にこそ価値があると錯覚してしまうのかも知れません。
ロバート・フルガム (著)「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」といった本がありますが、本当は子供の頃に教わったことを徹底していたら、それなりの人間になるはずです。
- 何かしてもらったら「有り難う」と言う事
- 嘘はつかない事
- 挨拶は「笑顔で元気よく」する事
- 人の悪口を言わない事
- 約束は守ること
- 「決めたこと」は最後までやる事
いかがでしょうか?今でも全部出来ている人が何%いるでしょうか。
「凡事徹底」という言葉がありますが、人生において非凡なことを考えるより、平凡なことを毎日続ける方が数百倍も価値があり重要ではないでしょうか。
情報に振り回されず、人と競わず、人と比べず、人を恐れない。
そして自分流の価値観を大切に生きる。
人生を楽しむ天才は、人から見てつまらない事でも自分流の楽しみに変えてしまいます。
皆様も軽いフットワークで、自分流オンリーワンの楽しみをつくり活力ある日々を送りましょう。
株式会社東海美商 代表取締役美島二三生
思想のスイッチを切り替えて、幸せの花を咲かせましょう
フランスの哲学者アランが「不幸は勘違いからくる」と言っておりますが、原因は「欲望の先に幸せがある」と考え「今求める欲望が実現出来たら幸せになれる」と勘違いするよう思考のメカニズムが作動し、私達が幸せになることを邪魔していると言われています。この考えは私にもよく理解できます。
私の付き合いのある著名人も、名声、権力、収入等々、私には及びもつかない程です。
我々一般人から見ると羨ましい生活をしているように見えますが、彼等と話すと戦場で脱げない重い鎧を着せられたようで「大変な人生だなー」「穏やかな時間はあるのかなー」と心配になります。
多くの収入と名声は得たが、その代償は多く、心労が強く伝わってきます。
最近都内の大学病院の心療内科でカウンセリングをしている親しい友人から聞いたところ、芸能人でうつ病或いはうつ病予備軍が4人に1名いると聞きました。
TVで見ている顔と職場を離れた顔が全く違うタレントのストレスは想像を絶する程です。しかしこれが現実です。私の知る限り、大富豪で心穏やかに幸せな人生を終えた人はほとんどいないように感じております。
報酬の9割は寄付し世界で最も貧しい大統領と言われた南米ウルグアイのムヒカ大統領は「貧しい人とは何も持っていない人のことではなく、もっと欲しがる人間のことである」と述べていますが、まさにこの言葉に真実が表されています。
本当の幸せは欲望の先にはなく「あなた自身の心のうちにある」と考える事が正解ではないでしょうか。
人間が幸せになるためには、生活の充実感、仕事の達成感、愛や信頼、家族の平和、心身の健康などが必要になりますが、これらはお金で買えると考えてしまいがちです。
しかし現実はお金では買えないのです。人間の欲望は無限であり、追えば追うほど心は貧しくなっていきます。
「人間は幸せである最中はその尊さに気付かない」と何かの本で読んだことがあります。つまりお金で買うのではなく、今ある幸せを感じる心が重要だと言うことです。
幸せは特別楽しい時ではなく、ごく普通の暮らしが出来る事の中に本当の幸せがあると認識する思考を持つことが大切です。
この認識を確立することが出来れば私たちはより多く、より長く幸せを噛みしめながら人生を送ることになるでしょう。
「幸せな人生」を夢見るより、「今ある幸せは?」「自分にとって幸せとは?」を考え、今の手に入れている環境に感謝し「幸せに生きる」ことで、これからの人生に幸せの花を咲かせましょう。
株式会社東海美商 代表取締役美島二三生
「夢」を持てることが幸せ
あまりにもよく聞く「夢」ですが、「夢」を熱く語る人、所詮夢だと冷めている人それぞれですが、「夢」が実現するしないよりも「夢」をもてることが一番幸せであると思います。
「夢」を達成出来なかったら・・・と「深刻」になる人と
「夢」が達成出来たら楽しいだろうなーと「真剣」に考える人では
その過程ですでに心の豊かさが違います。
「夢」を持つことで日々の生活に活力が生まれ、心からプラスになれる事で健康にも良い影響が生じます。
私の座右の銘は「何とかなる」ですが、20年程前に○○の方に知人の紹介でお会いした時ですが、その方が私に座右の銘はありますか?と聞かれ、「何とかなる。」と答えましたら、「何が根拠でそう言われるのですか?」と聞かれ、「根拠はありません。ただ何とかなるでしょう。」と答えました。
私の答えを聞いたその方が首を縦に振り、「根拠を求めないから貴方は何とかなるです。」と言われました。
根拠を求めると、完璧でないとスタート出来ません。
私の中で完璧な人はいないと思っておりますので、失敗も計算のうち、「何回失敗したか?」よりも「何回立ち上がったか?」が私にとって大切なことですから、もし何とかならなくても、どうってことないんです。
株式会社東海美商 代表取締役 美島二三生
こんな時代だからこそ、上を向いて「新しい生き方・楽しみ方」を発見しよう
毎年1月にお客様、お取引先の皆さまにお届けしているニュースレター「笑心一歩」をこちらに公開致します。
明るく楽しく「微笑みの心で一歩前進!」未来を元気に過ごせるレター
笑心一歩 2021年 新年のご挨拶
昨年は新型コロナウィルスが世界を覆いつくし、不安な日々を強いられました。業種によっては先を見通すことが出来ない厳しい状況に追い込まれています。弱い立場の人は更に弱くなり、強い立場の人は一段と強くなる極めていびつな構図であります。
国内企業の40%が非正規社員であり、昨年7月の政府発表では約130万人強の非正規社員が職を失いました。この状況は国内だけでなく世界的に強者と弱者の差が極端になってきており、思わしくない状況です。
マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツの資産は日本円にして11兆2千億円と言われており、これは全米の低所得者層の国民1億3千万人(日本の総人口より多い)の全資産と同じです。たった1人の資産と1億3千万人の合計資産が同じです。
常識ではありえない貧富の差が生じています。日本でも財力のある企業がロビイストを雇い、政治力を使い多額な利益を得ています。その一方、町工場や零細企業はますます厳しい状況に追い込まれております。
このような自分第一、自社第一、自国第一主義の思考を改め格差の是正に努めない限り、平和で安全な世界になることはないでしょう。
昨今の世界情勢を見ると78億人の人口で8億人が飢餓で苦しんでいます。実に10人に1人が飢餓で苦しんでいるのです。毎日の食事もまともに摂れない生活、生まれて毎日が死ととなり合わせの人生なのです。
心が痛みますが、これが現実です。そして年間960万人が餓死してます。このような現状にコロナが警笛を鳴らしてくれたのだと私は思っております。
家族や身近な人間が尊い命を落としていく現状に、生かされている事がどれ程有難いことか、コロナがこの先どのように終息するかは誰にも分かりませんが、コロナから学んだ事は多くある筈です。
以前、ある本に「人間は絶体絶命に追い込まれた時に知恵が湧いてくる」とありました。コロナで大変な状況におかれている今こそ、知恵を絞り、何かにチャレンジして行く時であり、ものの見方、考え方次第で状況は変わります。
悲観的に考えるより、楽観的に考える人の方が人生を楽しむ事が出来、新しい道を切り開くことが出来る筈です。
今年の干支「辛丑(かのとうし)」の「辛」は「草木が枯れて生まれ変わろうとする時期」過程で「つらい」「からい」もありますが新しくなろうとしています。
「丑」は「種から芽が出ようとしている状態」を表し、曲がっていた物が伸びる。始める、結ぶ、つかむと言う意味があります。
2021年は、まさしく新しい時代につながる転換期とも言えます。
歴史を考えると一つ前の「辛丑」は60年前の1961年ですが、この年は坂本九さんの「上を向いて歩こう」の生まれた年です。日本の歌がアメリカで一位になったのは、いまだに「SUKIYAKI(英語名)」だけで敗戦国のイメージが濃かった日本にとって快挙でした。
コロナ禍でこれまでとは異なった年ではありますが、このような時代だからこそ「上を向いて」新しい生き方、楽しみ方を発見する一年にして参りましょう。
株式会社東海美商 代表取締役 美島二三生
2021年1月吉日
※ロビイスト:企業や圧力団体の利益を政治に反映させるために依頼を受け、政党・議員・官僚などに働きかけることを専門とする人々。米国議会のロビーなどで議員と話し合うという慣行から出来た語。
大企業になるとロビイストを何十人も雇っている場合も多数あります。例を上げると、前総理安倍首相が掲げた経済政策「アベノミクス」で3%の賃上げを企業に要請し国民に良い印象を与えたが、実はその見返りとしてロビイストとの交渉で法人税を下げる事となり、大企業は利益が増え、賃上げの出来ない企業は益々厳しい状況に追い込まれました。
ブログ「笑心一歩」をお届けします
こんにちは。
美島 二三生です。
10代のころに野球を志し、そして縁あって経営の道に進んで数十年になりました。
当時はまだ珍しかった健康食品や、無添加化粧品を多くの方にお届けするように卸し販売、そしてメーカーとなり、真の健康とは何か?を考えて、よりよいものを皆さまにお届けできるよう創意工夫してきました。
経営者として、いろいろと苦労することも多く、またたくさんの出会いがあり、その中で「真の幸せとは何か?」を問うことも多かった気がします。
そして、笑顔で楽しく、生きることのヒントやコツをいくつも教えて頂けたり、発見できたりしました。
このブログでは、幸せではないと感じていたり、とても辛い状況や、どうしたらよいか分からない状況になったとき、あるいは今なっている方に、何かヒントになり、心が軽くなるような記事をお届けできたらと思います。
美島 二三生
2021/03/23